現代人の何気ない日常生活が病気を招きます。
  生活習慣病は数年前まで成人病と呼ばれていましたが、発病の原因が日常生活の様々な部分に潜んでいるため、このように呼ばれるようになりました。
成人病は中高年しかかからないというイメージがありましたが、生活習慣病は子供のころから注意しなければ発症してしまう可能性を秘めています。
下記でご紹介する高脂血症・糖尿病・高血圧はもちろんのこと、悪性腫瘍・肝臓病・骨粗しょう症なども生活習慣病に入ります。
   
  ※生活習慣病の発症要因 
  ①食習慣 ②運動不足 ③ストレス ④喫煙 ⑤飲酒 
   
   
  血液中のコレステロールあるいは中性脂肪(トリグリセライド)が高い状態をいいます。
特にコレステロールが高い場合、高コレステロール血症と呼ばれます。コレステロールにはHDLコレステロール(善玉コレステロール)とLDLコレステロール(悪玉コレステロール)があり、前者が低い場合、または後者が高い場合、動脈硬化の疑いがもたれます。
 
   
 
  インスリンというホルモンの分泌量が少ない、もしくは働きが低下して血糖値が上昇する状態をいいます。
糖尿病になると動脈硬化が早く進み、心筋梗塞や脳梗塞が起きやすくなります。
現在、患者数は、糖尿病の可能性を否定できない人を含めてこの5年間に250万人も増加し、1620万人と言われています。糖尿病は今や国民病と称しても過言ではない状況にありますが、自覚症状がないがゆえに受診をしない、あるいは治療を中断する人が大勢いるのが現状です。
 
   
  40歳以上の4人に1人は糖尿病が疑われます。
気になる方は年1回は必ず検診を受けましょう。

※朝食前に測った血糖110(mg/dℓ)以上またはそれ以外の血糖が140(mg/dℓ)以上
失明 年間 3,500人以上
人工透析 年間13,000人以上
足の切断 年間 3,000人以上
   
   
  血圧が高い状態をいいます。
高血圧は血管に強い圧力をかけた状態が長く続くため血管の機能が低下し、コレステロールが溜まりやすくなります。そのため心筋梗塞や脳梗塞が発症しやすくなります。
 
  内臓脂肪型肥満 
  肥満には健康上あまり問題のない皮下脂肪型肥満(洋ナシ形肥満)と、内臓のまわり(腹腔内)に脂肪が溜まり、高脂血症や糖尿病・高血圧になりやすい内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)とがあります。 
   
   
  あなたには以下の項目が幾つあてはまりますか? 
 
  血糖が高いと言われたことがある。
  肥満気味である
  高血圧と言われて薬を飲んでいる。
  糖尿病の親、兄弟・姉妹がいる。
  40歳以上である。
  外食が多い。
  野菜をあまり食べない。
  あまり運動をしない。
  車に乗る機会が多い。 
  妊娠時に尿から糖が出たと言われた。 
   
  ※5個以上当てはまる方は危険です。いますぐ診察を受けたほうがよいでしょう。 
   
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